現在の東京都青梅市にて
田中織物工場創業
農家として代々続いてきた創業家の田中家は、
江戸時代に田中孫次郎が
田中織物工場として織物業を興しました。
当時は縞柄の着物生地などを中心に
絹織物を生産していました。
梅花織物工場へ改称
創業家が梅を愛好し青梅が
梅にゆかりのある土地であったためで、
以降も社名やロゴ、商品デザインに
梅が多く用いられています。
梅花紡織株式会社設立
先代の遺志を継いで「梅花」を社名に遺しました。
企業の基本精神として「社是=創造」を掲げ、
現在も変わらず企業経営に受け継がれています。
服地織物へ一本化
戦後、巾の小さな織物から、婦人向けの洋服などの
巾の広い織物までさまざまな生地を
織るようになりました。
その後、将来性を考慮し、
青梅産地の主製品である夜具地から撤退し、
洋服などの広い巾の織物へ製品を一本化しました。
タオルの生産をスタート
青梅産地にて確保したタオル織機120台のうち、
30台を自社に設置しタオルの生産を開始しました。
絹織物や洋服生地の、
細い糸を高密度に織る技術を活かし
高品質なタオルを作ることを目指しました。
東京・六本木に直営店をオープン
1972年2月、自社製品として初のタオル
「ホットマンダンディストライプ」を発表。
東京のタオル問屋を窓口として
百貨店で販売を始めると、
常時品薄の状態になるほどの好評を得ました。
同年東京・六本木に直営店
「タオルファッション ホットマン」オープン。
これによって、生産から販売まで自社で行う
「製販一貫」という新しい仕組みをつくりました。
アルパロー社よりシェニール織
製造設備・技術導入
ドイツの老舗アルパロー社より、シェニール織の技術と設備の全てを
東京青梅のホットマン本社へ移転し、ホットマンシェニールとして
商品展開を行いました。色落ちに強いスレン染料で染めた糸でモール糸をつくり、これを一本ずつ柄を合わせながら織るので、熟練の職人でも1日に3~4mしか織ることのできない貴重な織物です。
この製法は2018年現在においても変わりません。
「1秒タオル」発表
タオルの吸水試験沈降法により、
1秒以内に沈み始める
吸水性に優れたタオルを社内規定で
「1秒タオル」に認定。
日本初「日本製フェアトレード
コットンタオル」発売
開発途上国の生活改善と自立を目指す
フェアトレードの活動に共感し、
日本発の日本製フェアトレード
コットンタオルをつくりました。
世界を笑顔にするタオルを
これからも発信していきます。
「永遠色(トワイロ)」商標登録
おもいでは色あせない。
繰り返しのお洗濯に強く色落ちしにくい
性質を持つスレン染料で染めました。
美しい色のまま
永くご愛用いただきたいとの願いから、
「永遠色(トワイロ)」と名付けました。
創業150周年を迎えました
150年の歴史と共に、自信と責任をもちホットマンが
創業の地である東京青梅から発信し続けるタオルを
誇りをもって「Tokyo Towel」と呼びます。