ホットマンの一員になって10年以上になります。それまでは主に洋服販売の仕事を続けてきた私にとって、他店との違いを色々と感じました。ひとつには、お客様との関わりがとても深く濃いことです。そして販売して終わりではなく、そこからスタートで繋げていく一歩の大きさを感じました。
入社してまもなく、新人バッチをして店頭に立った私にお客様は何の違和感も感じずに「この前のアレは?」「何年か前に買ったんだけど、アレと同じようなものは?」などの問い合わせの連続。「アレ」という言葉にまともに答えられないのはご想像の通りで・・・。慌てたことが何度となくあり、大変苦労したことを思い出します。その時思いました。早くお客様の顔と名前を覚えて楽しい会話がしたいと。あのときの「アレ」に対応したいと。
ホットマンの商品はお客様の日々の生活にとても身近なものです。家族が増えた喜びや亡くした悲しみなど、いろんな想いを持って来店されるお客様との会話を大切に慎重に対応するように心がけています。今では、あの時苦労した「アレ!」にも慌てることが少なくなってきました。最近はベテラン主婦のお客様が多い事もあり、料理の話で盛り上がることもあります。今日まで頑張れたのは、笑顔で“ありがとう”とお客様が満足げに帰られた時に、自分に「はなまる」を付けられる瞬間が販売員としてのやりがいに繋がる一歩となり、励みになったからだと思います。
福島県 Kさん